愛 玩



そう時間もかからない内に自分の下半身がみるみる血に染まった。

バスタオルもシーツも間に合わない…。



ただ赤く染まるだけで、どこも痛くない。





意識だけがふんわりしてく…。



『息子を…。』と思い母に電話するわたし。
簡単に説明して来てもらうことになった。




母が到着した時にわたしは血まみれで洗濯機を回していた。



…覚えていなかった。



ただ朦朧と迷惑掛けている自分を責めた…。





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