愛 玩
なんとなくな日々になんとなく新しい彼氏もいて何かに疑問を持つこともない。




おかしな世界に潜り込んでしまったと感じたのは日常の夕飯時だった。




当時、並み、もしくはそれより下で育ったわたしだったけど、独り暮らしを経験し実家に戻ってから、さらに毎晩の母の手料理には大満足で、楽しみのひとつだった。



たとえ一品料理でも、それが普通。



作ってもらえるだけでもありがたいと思え…と言う、よく聞く言葉の意味もわかりはじめていた。




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