愛 玩
その日、初めて夕飯時から彼の家にお邪魔する事に。



実家に住む彼。
実家に住むわたし。



突然の食事時の訪問に躊躇した。

付き合い初めの彼に意見出来ない







…訳でもなかったので言ってみる。





「わたし家に連絡しなきゃ。で、そっちも連絡して。」



『なんも、別にいーんだって。』








そんなことはない。



わたしの実家では母がわたしの分の食事も用意している。


さらに、突然会ったこともない人が夕飯時に来るなんて、確実に気を使うのが普通だと思った。



気を遣わせるわたしが許せない。



何度聞いても、いいんだって言われながら、そのまま彼の実家に到着。





挨拶だけでもキチンと…。

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