☆偽恋人☆



「そうね、じゃあ悪いけど、今から桐谷学園まで行ってもらえるかしら。」






―――――はい?






「桐谷・・・学園ですか?」




「ええ、そうよ。」





にっこり笑う、女の人。





桐谷学園て・・・
あの、お坊ちゃま&秀才が通う男子校の桐谷学園!?






「な、なななんで桐谷学園に?」




ひきつった笑顔で私が聞くと、





「実は、今度桐谷学園と合同で行事を行うの。」




無垢な笑顔で返してくる女の人。




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