☆偽恋人☆
パーティー
「――じゃあ、とりあえず移動するからこれ乗って。」
そう言ってコイツ(裕也)が指差したのは
「・・・・ロールスロイス」
縦に長い車体。
今日洗車されたばかりなのか、はたまた毎日洗車しているのか、黒い車体はピッカピカに光り輝いている。
「お、よく知ってんな。」
知ってるも何も、聖和にもたまにとまっている車種だ。
ただ、こんなデカいのは見たことないけど。
しかし何故こんなにデカい必要があるのだろうか。
むしろ邪魔じゃ・・・?