リトルロード・セレナード ~赤の王女と翡翠の騎士~
 モモは立ち上がって、銀の燭台を手に取った。
 ぼうっと揺らめく蝋燭の炎を胸に抱いたまま、アレクシスの前で床に腰を下ろす。
「蝋燭の炎を愛した娘の話をしましょう。眠らぬ国と歌われたジパングでは、暗闇に満ちた夜でも、満天の星空のように光が消えることはないのです」
 長い夜が、幕を開けた。


★次回更新はゲーム発売後の4月上旬頃!★
< 22 / 22 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:2

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop