晴天

その後、少しの間小物屋にいたユウヤとミサもお店の中から出てきて、次の場所に向かった。
ユウヤは、疲れた表情なんて見せないものの、ミサは小物屋を回っただけでつかれるはめに…。ユウヤは元気が良いな～…。
「ミサ、疲れたん？」
「ん？大丈夫だよ？次のお店行こう！」
「…無理したら、俺…美紗の事殴るよ？」
「きゃ～！ごめんごめん…。ちょっと、チョットだけ疲れた」
ユウヤの顔が真剣で、ミサはチョット泣きそうになる。
ユウヤ、キットもっといっぱい動きたいんだよね？ゴメンネ。ミサ、体力内から…。
「よし！じゃ～今日は帰るか！」
「え？でも、ユウヤはもっと回りたいんでしょ？」
「俺も疲れたし。送っていくから」
「うん…アリガトウ」
今日が初対面だった事、ずっとずっと忘れて楽しんでた。ユウヤはそう言う優しさがある。ユウヤの良い所、見つけたよ？

ミサぼ家の近くまで来た。ユウヤがピタリと足を止めて、ミサの顔を見た。
「ミサの家、この辺だったよな？」
「え？何で知ってるの？」
「俺、前の彼女がこの辺だったから。」
悲しそう、でも笑顔で明るく答えてくれた。シュウとは、どこか違う