晴天
ユウヤは、いつも笑顔で、チョット大人っぽい。高校生に見えないところも、良い所。
「美紗?ごめん。今日、電話するから」
「うん。楽しみにまってるね!また明日~」
ユウヤの笑顔は、今日一日で、ミサの頭の中に鮮明に残った。どれだけ時間がたっても、色あせずにユウヤの大人っぽい笑顔が、頭の中に浮んでいた。
真夏、夜と言っても30度近くまで上がる夏の暑さに、耐え切れずに、冷房のスイッチを押した。その時
―プルルルル…プルルルル…
携帯が鳴り出した。4回か5回鳴った所で電話をとる。
「もしもし?」
「もしもしー。美紗?」
「あ~ユウヤ?待ってたよ~」
「美紗?あのさ、今日は初対面なのに、遊びにまでさそってごめんな?」
ユウヤの声がチョットかすれたように低く、2人で話しているときの声とは、また別のユウヤの声が、ミサの耳の中にこもる。
「…いいよ?ユウヤと遊べて楽しかったし」
「そ~か?でも、良かった。今度は、ミサの友達と、俺の友達で海にでもいきて~な」
「うん!海か~懐かしい響き~♪」
それから15分ぐらいはなしていた。
ユウヤがいきなり話すのを止めて、なんだか電話の中で沈黙が続いていた。
「ユウヤ?どうしたの?」
「…美紗?今日、小物屋で話してたろ?覚えてる?」
「え?何を?色々話したじゃん!」
「電話で伝えるのって卑怯だと思うけど…俺、美紗の事、好き」
ユウヤの声が、ドンドン小さくなって、なんだか悪い気がした。私まで暗くなっちゃいそうで…イヤだった。
「またまた~ユウヤは冗談ばっかり!嘘…」
「嘘じゃねぇよ…おれ、本気」
ミサが言い終わらない間に、ユウヤが離しかけてきた。本気?初対面で…遊んで…え?
「…分かったよ。考えとくね」
「俺、本気だから。美紗の事、好きだから…」
そう言い残して、ユウヤは一方的に電話を切った。なんで?私なの…?
電話の中には、プープープーっと言う鈍い音しか響いてなかった…。
「美紗?ごめん。今日、電話するから」
「うん。楽しみにまってるね!また明日~」
ユウヤの笑顔は、今日一日で、ミサの頭の中に鮮明に残った。どれだけ時間がたっても、色あせずにユウヤの大人っぽい笑顔が、頭の中に浮んでいた。
真夏、夜と言っても30度近くまで上がる夏の暑さに、耐え切れずに、冷房のスイッチを押した。その時
―プルルルル…プルルルル…
携帯が鳴り出した。4回か5回鳴った所で電話をとる。
「もしもし?」
「もしもしー。美紗?」
「あ~ユウヤ?待ってたよ~」
「美紗?あのさ、今日は初対面なのに、遊びにまでさそってごめんな?」
ユウヤの声がチョットかすれたように低く、2人で話しているときの声とは、また別のユウヤの声が、ミサの耳の中にこもる。
「…いいよ?ユウヤと遊べて楽しかったし」
「そ~か?でも、良かった。今度は、ミサの友達と、俺の友達で海にでもいきて~な」
「うん!海か~懐かしい響き~♪」
それから15分ぐらいはなしていた。
ユウヤがいきなり話すのを止めて、なんだか電話の中で沈黙が続いていた。
「ユウヤ?どうしたの?」
「…美紗?今日、小物屋で話してたろ?覚えてる?」
「え?何を?色々話したじゃん!」
「電話で伝えるのって卑怯だと思うけど…俺、美紗の事、好き」
ユウヤの声が、ドンドン小さくなって、なんだか悪い気がした。私まで暗くなっちゃいそうで…イヤだった。
「またまた~ユウヤは冗談ばっかり!嘘…」
「嘘じゃねぇよ…おれ、本気」
ミサが言い終わらない間に、ユウヤが離しかけてきた。本気?初対面で…遊んで…え?
「…分かったよ。考えとくね」
「俺、本気だから。美紗の事、好きだから…」
そう言い残して、ユウヤは一方的に電話を切った。なんで?私なの…?
電話の中には、プープープーっと言う鈍い音しか響いてなかった…。