晴天

翌日…昨日寝れなかったせかい、自分で見ても、くまがあると分かってしまう…はずかし…。
「美紗？今日もお友達来てるわよ？」
「早いよ…バカ」
独り言も程ほどにミサは、スウェットのまま玄関に向かおうとするが、それわまずいと思う制服に着替え、玄関に向かった。
「オハヨ、コウヘイ。来るの早いよ…」
「おはよう。浩平まだっぽいけど？」
「え？」
見上げた先にはユウヤの姿。昨日、ふったのに…昨日、あんな冷たい言い方したのに…。
なんで、そんな大人の笑顔で私の家に来るの？なんで…私の前に来るの？？
「…どうしたの？」
「なにが？」
「美紗、なんか淋しそうな顔してる」
「…今日、コウヘイと学校に行く約束してるの…ごめん。準備するね」
「まてよ。俺、話があるから」
「私にわないから。」
そう言って２階への階段の方へゆっくり歩き出した。こんな冷たいミサ…初めて。
「ちょっと待てよ！おい！」
何を言われても振り向かなかった。振り向くと、昨日の涙を思い出しそうで、悲しくって辛かった。
告白は、誰かを傷つけて誰かを幸せにする。傷つけられる方は、ハンパなく辛いんだ…でも、ミサはそれを分かりながら、ユウヤを傷つけた。ゴメンネ…ごめん…。