†龍神の花嫁†
「…さま…ソフィア様……!」
イリアが呼ぶ声が聞こえ目を開けると、辺りはすっかり暗闇に包まれていた。
「姫様、良くお眠りでしたが気分はいかがですか?
今兵たちが様子を見に行っておりますが念のため起こさせていただきました。」
「…先ほどに比べたらだいぶ落ち着いてきたわ。ありがとう。
それよりも、イリアは大丈夫なの?兵たちは?」
ずっと寝ずの番をしているイリアたちが心配になり尋ねたソフィアだが、「姫様の心配には及びません」
と軽くあしらわれてしまった。
しかし、兵が見回りをしているということはまだ危険なのだろう、だが
ソフィアはあえて口にしなかった。
―――――――――――
「姫様!!!お逃げください!!!
敵兵たちが……グアァッッ…!!!」
しばらくして
兵たちが息を切らして戻って来たとおもった刹那、耳を塞ぎたくなるような断末魔が響いた。
えっ?何が起こったの!?
ソフィアは急な出来事に頭が真っ白になった。
兵たちが戻って来たとおもったら、真っ赤な鮮血が宙を舞ってその場に兵が崩れ落ちて…
恐怖で固まっているソフィアに追い討ちをかける様な声が響いた。
「なんだ!!まだ女がいるぞッッ!!捕まえろッッ!!」