この想いを君に… −睦海の高校生活編−
「うわー!!もう、どうすんだよー!!」

ヘルメットからは短い髪の毛が見えた。

その女の子は転倒したショックで肩を落としていた。

バイク…といっても郵便バイク。

後ろのボックスが重いのか中々起こせない。

「奈々」

あたしは奈々に鞄を差し出すと

「ちょっと持っててくれる?」

そう言ってあたしはその女の子に近寄った。
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