この想いを君に… −睦海の高校生活編−
とにかく、ステップを直さないと…

あたしは周りを見回した。



…ある。



電柱の横に漬物石みたいな手頃な。



あたしはそれを手に取るとバイクの右側に立った。

石を振り上げ…



「睦海!!」

後ろから叫び声が聞こえた。

「人様のバイクに何する!!」



…祥太郎。

あたしは石を置いた。
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