この想いを君に… −睦海の高校生活編−
『至がマシンを調整して、睦海や祥太郎達がレースに出て、俺は何もやらないけど全ての責任を背負う。
一応、役割は決まっているけど、万が一至の手が足りなくなれば俺や祥太郎が触れる。
普段案外忘れがちだけど人、それぞれやるべき事があって、お互い足りない部分を補う。
そういう事が上手く噛み合ったら案外、出来そうにない事も出来たりするんだよ』



パパはそう言って微笑んでいた。



『じゃあ、あたしが怪我すれば?』

パパは苦笑いをして

『さすがにライダーの代わりは無理だねえ』





そんな会話を思い出した。
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