この想いを君に… −睦海の高校生活編−
- 3年前 -
翌年、3月下旬。
家の事情で3月末日を以って退職する環が自分の今まで営業してきたお店を紹介するから切手やら何やら売るのを引き継いで欲しい、と言ってきた。
そこにはK-Racingも含まれていて一緒に挨拶に行った。
「そっか、寂しくなるね」
俺達2人は事務所内に通されて門真さんと話をした。
「店長には色々とお世話になりっぱなしで」
環がそう言うと門真さんは頭を左右に振って
「こちらこそ、色々な手配ありがとう。窓口に買いに行く手間が省けて助かったよ」
そして、本当に寂しそうな顔をして
「これから、あの真っ赤なバイクも見られなくなると思うと寂しいけど…
またこちらに来る時はいつでも寄って」
「レースには顔を出すんで応援は任せてください!!」
環が笑うと門真さんも切なそうな表情をしつつも微笑んでいた。
今まで環がハガキ、切手、収入印紙などの注文を聞いて配達途中に持っていたけど、この日以降、俺がこれをする事になった。
家の事情で3月末日を以って退職する環が自分の今まで営業してきたお店を紹介するから切手やら何やら売るのを引き継いで欲しい、と言ってきた。
そこにはK-Racingも含まれていて一緒に挨拶に行った。
「そっか、寂しくなるね」
俺達2人は事務所内に通されて門真さんと話をした。
「店長には色々とお世話になりっぱなしで」
環がそう言うと門真さんは頭を左右に振って
「こちらこそ、色々な手配ありがとう。窓口に買いに行く手間が省けて助かったよ」
そして、本当に寂しそうな顔をして
「これから、あの真っ赤なバイクも見られなくなると思うと寂しいけど…
またこちらに来る時はいつでも寄って」
「レースには顔を出すんで応援は任せてください!!」
環が笑うと門真さんも切なそうな表情をしつつも微笑んでいた。
今まで環がハガキ、切手、収入印紙などの注文を聞いて配達途中に持っていたけど、この日以降、俺がこれをする事になった。