この想いを君に… −睦海の高校生活編−
酷い事を、ママや祥太郎や…光さんに言った。

そしてパパにも。



自分の事しか考えてなくて。

そんなんじゃ、ダメなんだ!!



「どーしたの?」

井上さんが完全に手の止まったあたしを覗き込んだ。

「あ、ごめんなさい」

あたしは我に返った。

「ぽっくんと違ってしっかり郵便を見て考えて作業してるんだよ〜」

三木さんが茶化した。

「…うるっせえ!!」

井上さんはキッ、と三木さんを睨むと立ち上がって三木さんの座る椅子を引いた!!

「お前〜!!」

三木さんは大人げなく、井上さんを追いかける。

「アハハ〜!!兄さんが悪いんだあ!!」

「待て〜!!」

そのまま二人は班から消えた。





「はあ…」

町田さんが頭をかいて

「頼むから一通り仕事を終わらせてからにしてよね」

ちらっとあたしを見て苦笑いをした。
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