この想いを君に… −睦海の高校生活編−
「てっきりお父さんが亡くなったからバイトしないといけなくなったのかと…」

休憩時間。

あたしは塩野さんと話をした。

「違いますよ〜」

あたしは手をヒラヒラと振った。

「社会勉強です。
高校を卒業したらお店で働くし…
周りは小さい頃から知っている人達ばかりで、このままじゃあたしは外の世界を知らないままになります」

塩野さんの目の色が変わった。

更に興味を抱いた、という感じ。



「多分あたしは…世界には挑戦しません」
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