【完】不良な君の甘い蜜
そんな中、突然意識は元の現実に戻る。



顔を両手で覆うと、汗じっとりだし、涙でぐちゃぐちゃ。



「さいっ…あく。」



それは汗と涙で気持ち悪いからの一言なのか、夢のことなのか



はたまた、ミツを好きって認めた自分のことを言ったのかは良く分からない。



…多分、全部を指してるんだろうとは思うけど。



窓の外を見ると、海は青色から緋色に変わっていた。



私、何時間寝てたんだろ。



けだるい身体を起こして客室を出て、リビングへ向かう。



もう、さすがに皆いるよね。
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