【完】不良な君の甘い蜜
「ん…ミツ、苦し…!」



一瞬の隙をついて口を開くけど、そこに感じたことのない違和感。



ミツはついに乗り上げていた机から私の身体に覆いかぶさる。



熱い異物が私のそれを搦め捕ったりたまに吸い上げたり、歯型をなぞったり。



こ………これが、『大人のキス』ってやつですか。



って冷静過ぎるよ私!抵抗、そうだよ抵抗しなきゃ!



頭はビックリするくらい冴えてるのに、私の身体は動かない。



初めての大人のキスに、動揺し過ぎて力が入らないんだ。
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