【完】不良な君の甘い蜜
「ね、今日、俺んち泊まらん?」



「ん。…いい、よ?」



両想いでラブモード真っ只中の私達。



「ちょっとー?優先順位違うんじゃなかあ?」



「そうやねぇ。二人でラブラブする前に、俺達に謝罪と報告せんといかんやろ?」



ザッと目の前の砂に靴が降り立つのを感じて見上げると、そこにはしんしんとまーやん。



「しんしん、まーやん…!ごめんなさい。」



私はシュンとして、砂の上に正座。



そんな私に、二人は大声をあげて笑い始めた。
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