【完】不良な君の甘い蜜
翌日の追試。私は驚くように問題が解けた。
隣のまーやんは…うーん。微妙。まあしんしんが先生じゃ、結局良く分からないしね…。
「ヤベッ!こさっぴーマジはんぱない!奇跡?ミラクルじゃん?」
「煩い花垣!黙って書け!」
我がクラスの担任、小坂裕次郎、通称こさっぴーが怒る。
いやしかし、この解け方ホントにすごいよ。
スッゴい悔しいけど、昨日のデンジャラス勉強会のおかげだな。
……でも、もう二度とあの勉強会だけは避けたいな、うん。
そんなことを思いながら、私はテストを解いて行ったのだった。