【完】不良な君の甘い蜜
しんしんと私は奇跡的に同じクラスだったため、同じ3組の教室へ向かう。
教室の中は小学校当時同じ学校だった人達もいる。
フルネームは思い出せないけど、ぼんやりと顔は覚えている。
しかし、向こうは全く気付いていないようだ。
そりゃ、この劇的ビフォーアフターを果たした私にすぐに気付くわけないか。
でも福岡空港で迎えを待ってた時しんしんは、一発で私を見つけたから不思議だったけど。
「ところで、ホントにこの学校に王子はいるの?」
「王子?…ああ、ミツ?おるよ。しかもおなクラばい。けど、王子ねえ…。」
ごにょごにょ呟くしんしんに内心ガッツポーズの私。
王子がいなきゃ、私が戻って来た意味はないからだ。
教室の中は小学校当時同じ学校だった人達もいる。
フルネームは思い出せないけど、ぼんやりと顔は覚えている。
しかし、向こうは全く気付いていないようだ。
そりゃ、この劇的ビフォーアフターを果たした私にすぐに気付くわけないか。
でも福岡空港で迎えを待ってた時しんしんは、一発で私を見つけたから不思議だったけど。
「ところで、ホントにこの学校に王子はいるの?」
「王子?…ああ、ミツ?おるよ。しかもおなクラばい。けど、王子ねえ…。」
ごにょごにょ呟くしんしんに内心ガッツポーズの私。
王子がいなきゃ、私が戻って来た意味はないからだ。