★秘密の愛★お兄ちゃんはあたしだけのもの!!
『誰があなたを刺したの…?』



微かな意識の中、お母さんの言葉で、



やっと頭の中にひとつの現実が浮かんだ。



そっか……そうなんだ。



……あたし…刺されたんだ。



あの女を刺そうと思って隠し持っていたナイフは、



どうやらまだあたしのバックの中にあるようだ。



刺されたのはあの女ではなく、



……このあたしだったんだ。
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