★秘密の愛★お兄ちゃんはあたしだけのもの!!
6
ずっと泣きっぱなしのお母さん。
お父さん、そんなお母さんをしっかりと支えてあげてね。
今日、あたしとお兄ちゃんは、
白い煙となって、消えてしまうから。
冷たくなったあたしの顔を見て、
『鏡花は不思議なくらい穏やかな表情をしているな…。まるで微笑んでいるようだな…』
『それに比べて恭吾は……』
お父さんがボソッとつぶやいた。
お母さんも腫れて真っ赤になった目で、
あたしとお兄ちゃんを交互に見つめていた。
お父さん、そんなお母さんをしっかりと支えてあげてね。
今日、あたしとお兄ちゃんは、
白い煙となって、消えてしまうから。
冷たくなったあたしの顔を見て、
『鏡花は不思議なくらい穏やかな表情をしているな…。まるで微笑んでいるようだな…』
『それに比べて恭吾は……』
お父さんがボソッとつぶやいた。
お母さんも腫れて真っ赤になった目で、
あたしとお兄ちゃんを交互に見つめていた。