ひと呼吸
なにそれ。
どうゆう事よ
「間違わないでね。
これ以上、迷惑かけられたくないって事だよ。」
どうゆう事よ!
訳わかんない!!
馬鹿らしくなってきた。
孝ちゃんなんて、
どうでもよくなってきた。
「陵、戻ろうか」
奴に、呼び掛けたら
すぐに、
席を立った
私の手元には、飲み干したお酒の脱け殻と
孝ちゃんの冷めたお茶。
陵は、
私の代わりに取りに来たのか
温かそうなお茶の湯飲みを2つとも
私の手元に並べた。
「全部飲んだら、戻っておいで」
そう言って、
通ってきた廊下を
歩いていった。