ひと呼吸
お酒は
アレルギーじゃなかったのよ。
なんで、もうこんなに飲んだのよ
陵が飲むビールを眺めてたら
こっちを向いた
「ねぇ、俺ら2年の付き合いになるよね?
なんで、お酒飲めないの
信じたの?」
・・・・
わかんない。
というか、陵がいつも飲み会でお酒飲んでるか
どうかまで、把握できてないし
「そんなに、みてなかったの?俺のこと」
・・・・
何て答えたら
いいのよ。
「面倒になったら
すぐ黙る」
「・・・・」
陵がどうしたいのか
わかんないし
どんな答えが必要なのよ
「話になんない」
陵は、そう吐き捨てて
立ち上がり
玄関にむかった
「少しは、自分以外の奴の事も考えてみろって」