隣にはあなたしか。
「じゃ、決定な。ヨロシク。」
「あ、はぃ・・・。」
すんなりと決まってしまったダンスパートナー。
まさかの相手。
ミナミ先輩はすぐに帰ってしまった。
ミナミ先輩が帰ったあとのクラスの女子の目が怖い。
つんつんアタシの背中を指す。
「・・・しょうがないよね・・・。内海さん可愛いもん。」
「優希ちゃんなら諦めつく~」
「頑張ってね!優希ちゃん!!」
・・・え??
アタシ、応援されちゃってんの??
軽く拍手が起きる。
アタシ、何にも知らないんですけど?!!
おぃおぃ?!
綾香まで笑ってるし。しかも爆笑かよ。
でもね、少し嬉しかったのかも。
だってイケメン王子だよ??
ブサイクな人よりはいいじゃん??((笑