隣にはあなたしか。



2時間後。




「はー・・・。一通り出来ましたね。」



意外に簡単に出来た。


でも、ミナミ先輩のリズム感の悪さだと、今日出来たぐらいじゃダメだろうな・・・。




「じゃ、帰ります。」


アタシが鞄を持って帰ろうとしたとき。



「送ってってやる。」



「え?」



「いーから送る!」




ミナミ先輩は確か自転車??






「後ろ乗れ!」



「え、いいですょ・・・。帰れますから。」



「いーからのれっつってんだろ!!!」




アタシはミナミ先輩の声にびっくりして、すいません、と言って後ろに乗った。



これじゃまるで、彼女じゃん!!?


やだやだ!!!!



< 9 / 16 >

この作品をシェア

pagetop