好きでした.


なあ‥未愛―‥


「いつかはなれんぢゃねーの?」

「だよなー」と言いながら
俺は教室をでた。
翔はどこいくんだとでも
言いたそうな顔をしている。


「翔もいくだろ??
可愛い1年をみに。」


「お前女に不自由してないんぢやなかった?」

たしかにしてない、
でも

「運命の女がいるかもぢやん」


とわらいながら返事をした。

本当に運命の女が
いるともしらずに―




1年のいる棟は
にぎやかだった。


同じ中学校だったやつと
はしゃいでいる人
新しい友達を作っている人
まだ緊張しているのだろうか
下をむいて歩いている人
いろんな人がいる。


ギャルの子から
おとなしそうな子まで




「俺らも去年わ
こんなだったんだな」
「なんかうけるなあ。」

なんて会話をしながら
`可愛い娘'をさがした。


「あ!あの娘だよ。」



―え。
一瞬時がとまったかとおもった。




「翔、俺まぢ惚れしちまった‥」

きがつくと、
俺は翔にそんなことをいっていた。




好き―‥

そんな感情いままで
しらなかった。




無性にドキドキする。
―やばい。




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