先生と王子様と演劇部な私。
教室に戻ると、遅かったことにではなく、堀木戸さんがいないことを怒られた。
「何か足を挫いたみたいで、病院行っちゃった……」
私が暗く言うと、逆にみんなに励まされてしまい思わず苦笑してしまう。堀木戸ファンの仲間だと思われたみたい。
堀木戸さんのファンではなく、王子様のファンなんだけどね。
……でも王子様に会えなくなっちゃった。
王子様が観れないことを考えないために、一生懸命働いてたらあっという間に一時間ほどが過ぎた。
「柚子、三時集合だよ。いよいよだね」
エミが声を掛けてくる。演劇部の公演が近付いてきたんだ。
少し気が引き締まったその時、ブルブルブル……とポケットの中で携帯が鳴ったので取り出した。
「何か足を挫いたみたいで、病院行っちゃった……」
私が暗く言うと、逆にみんなに励まされてしまい思わず苦笑してしまう。堀木戸ファンの仲間だと思われたみたい。
堀木戸さんのファンではなく、王子様のファンなんだけどね。
……でも王子様に会えなくなっちゃった。
王子様が観れないことを考えないために、一生懸命働いてたらあっという間に一時間ほどが過ぎた。
「柚子、三時集合だよ。いよいよだね」
エミが声を掛けてくる。演劇部の公演が近付いてきたんだ。
少し気が引き締まったその時、ブルブルブル……とポケットの中で携帯が鳴ったので取り出した。