先生と王子様と演劇部な私。
「あの……」
「柚子、送ってくから」
質問しようとした時、先生はそう言ってサッと私の鞄を持った。
え? え? えぇ?
「えっ……送ってくって、いいよ、そんな」
ビックリして、とっても間抜けな顔になったかも知れない。
「もう暗い。体調悪いんだし、送る」
朗先生はそう言うと、スタスタと教室を出て行こうとする。
「だ、だって、だって…それにそんなにスタスタ歩く気力ないし……」
私がウダウダ否定していると、先生は立ち止まってこちらを向く。また眼鏡の奥の瞳は見えないけど、怖い顔してるんだろうなぁって予測できた。
「チッ」
朗先生、舌打ち!! さっき私に行儀悪いって言ってたのはどこの誰ですか!?
「柚子、送ってくから」
質問しようとした時、先生はそう言ってサッと私の鞄を持った。
え? え? えぇ?
「えっ……送ってくって、いいよ、そんな」
ビックリして、とっても間抜けな顔になったかも知れない。
「もう暗い。体調悪いんだし、送る」
朗先生はそう言うと、スタスタと教室を出て行こうとする。
「だ、だって、だって…それにそんなにスタスタ歩く気力ないし……」
私がウダウダ否定していると、先生は立ち止まってこちらを向く。また眼鏡の奥の瞳は見えないけど、怖い顔してるんだろうなぁって予測できた。
「チッ」
朗先生、舌打ち!! さっき私に行儀悪いって言ってたのはどこの誰ですか!?