先生と王子様と演劇部な私。
「だ、大丈夫なの? 私手伝おうか?」
同級生の部員の子が心配そうに耳打ちしてきた。朗先生がちょっと怖いみたい。
「大丈夫、大丈夫」
多分、と付け足して言うと、その子は気の毒そうに苦笑して帰って行った。
「先生、先に片付けるので待っててくださいね」
そう言って教室内をササッと片付けた。朗先生を見ると、やっぱりこっちを見ている。片付けてるのを全体的に、じゃなくて明らかに私の方を見ていると思う。
なるべく気にしないようにして片付けを終えた。衣装を持ち始めると朗先生が近付いてくる。
「置け」
「え」
せっかく持とうとした衣装をまた置くと、朗先生が全部持ってくれた。
「て、手伝いますよ」
そう声を掛けてみたけど、先生は無視。これって優しいってことなのかな?
同級生の部員の子が心配そうに耳打ちしてきた。朗先生がちょっと怖いみたい。
「大丈夫、大丈夫」
多分、と付け足して言うと、その子は気の毒そうに苦笑して帰って行った。
「先生、先に片付けるので待っててくださいね」
そう言って教室内をササッと片付けた。朗先生を見ると、やっぱりこっちを見ている。片付けてるのを全体的に、じゃなくて明らかに私の方を見ていると思う。
なるべく気にしないようにして片付けを終えた。衣装を持ち始めると朗先生が近付いてくる。
「置け」
「え」
せっかく持とうとした衣装をまた置くと、朗先生が全部持ってくれた。
「て、手伝いますよ」
そう声を掛けてみたけど、先生は無視。これって優しいってことなのかな?