先生と王子様と演劇部な私。
8:私、動き出します
翌日は土曜日。学園祭も近付いてきたので、もちろん部活がある。
部活が終わる頃、来客があった。
「はろぅ」
「由美ちゃん!!」
お腹の大きな産休中の顧問、由美ちゃんが突然現れ、部員は騒然とした。
「おいおいっ」
来ることを知らなかったらしい石川先生が慌てて由美ちゃんに走り寄り、手にしていた荷物を持ってあげている。ふっくらした由美ちゃんは、ニコニコして石川先生の肩に手を掛けて室内に入ってきた。
「お腹大きい~!」
「由美ちゃん大丈夫なの?」
「会いたかったぁ!」
「臨月なんじゃないの?」
口々にみんなが言いながら由美ちゃんを取り囲んだ。もちろん私もその一人。
でも、由美ちゃんが来てくれたことにそんなに驚きはなかった。だって、呼んだのは私だから。
部活が終わる頃、来客があった。
「はろぅ」
「由美ちゃん!!」
お腹の大きな産休中の顧問、由美ちゃんが突然現れ、部員は騒然とした。
「おいおいっ」
来ることを知らなかったらしい石川先生が慌てて由美ちゃんに走り寄り、手にしていた荷物を持ってあげている。ふっくらした由美ちゃんは、ニコニコして石川先生の肩に手を掛けて室内に入ってきた。
「お腹大きい~!」
「由美ちゃん大丈夫なの?」
「会いたかったぁ!」
「臨月なんじゃないの?」
口々にみんなが言いながら由美ちゃんを取り囲んだ。もちろん私もその一人。
でも、由美ちゃんが来てくれたことにそんなに驚きはなかった。だって、呼んだのは私だから。