先生と王子様と演劇部な私。
「今は実家にいるから、アルバムがあって良かったよ」
由美ちゃんはそういうと、私の前でアルバムをめくった。
「ごめんね、由美ちゃん大変な時期に」
私が謝ると、いいのいいの、少し動かないといけないから、と由美ちゃんは笑った。
――昨日夜中に由美ちゃんに送ったメール。
『夜中にごめんなさい。実はお願いがあるの。
五年前の、演劇部の写真を見せて欲しいの』
こんなにお腹が大きくなっているとも思わなくてお願いしちゃったけど、由美ちゃんは私が気にしないようにニコニコ笑ってくれている。
「でも、これ見せると怒る人もいるから、仲舘ちゃんにしか見せないけどね」
由美ちゃんはクスクス笑いながらページをめくっている。
アルバムの中は、どうも時系列になっていないようで、舞台を遠くから撮っているもの、教室で練習しているもの……色々な写真があった。
由美ちゃんはそういうと、私の前でアルバムをめくった。
「ごめんね、由美ちゃん大変な時期に」
私が謝ると、いいのいいの、少し動かないといけないから、と由美ちゃんは笑った。
――昨日夜中に由美ちゃんに送ったメール。
『夜中にごめんなさい。実はお願いがあるの。
五年前の、演劇部の写真を見せて欲しいの』
こんなにお腹が大きくなっているとも思わなくてお願いしちゃったけど、由美ちゃんは私が気にしないようにニコニコ笑ってくれている。
「でも、これ見せると怒る人もいるから、仲舘ちゃんにしか見せないけどね」
由美ちゃんはクスクス笑いながらページをめくっている。
アルバムの中は、どうも時系列になっていないようで、舞台を遠くから撮っているもの、教室で練習しているもの……色々な写真があった。