先生と王子様と演劇部な私。
「これ……欲しい」
「え?」
思わず呟いた私の声に、由美ちゃんが聞き返した。
「私、この公演見たの。五年前の学園祭で」
「凄い偶然ね」
由美ちゃんは笑ったけど、私は首を横に振る。
「この舞台を見て、ここの演劇部目指して入学したの。だから……」
私がそう言うと、由美ちゃんはちょっと驚いていたけど、確かネガあるからいいよ、とその一枚をアルバムから抜いてくれた。
こんな小さな姿しか写ってないけれど、宝物にしよう……。
「え?」
思わず呟いた私の声に、由美ちゃんが聞き返した。
「私、この公演見たの。五年前の学園祭で」
「凄い偶然ね」
由美ちゃんは笑ったけど、私は首を横に振る。
「この舞台を見て、ここの演劇部目指して入学したの。だから……」
私がそう言うと、由美ちゃんはちょっと驚いていたけど、確かネガあるからいいよ、とその一枚をアルバムから抜いてくれた。
こんな小さな姿しか写ってないけれど、宝物にしよう……。