年上彼氏<短>
「杏ちゃーん!どうしたの?」
いつのまにか、女の人たちはいなくなっていて、健太先輩が私を心配そうに見ていた。
「泣きそうになってる。」
言われた時に初めて気付いた。
きっとあんなこと思ってたから。
「大丈夫ですよ!今日の授業最悪だったから、疲れてるのかもです!」
先輩たちに心配させないように明るくいったんだ。
「そっかー!授業って最悪のときって本当最悪だよなー!」
「そうですよねー」
健太先輩は話してみると、明るくてすっごく楽しい人。
今の私にはピッタリかもしれない。
今はずっと笑っていたいから。