年上彼氏<短>


そこまで言うと、先輩は目を見開いて、私を抱きしめた。


「え?」


「だから、好きだって言ってんだろ。なんで、あいつらのことを俺が好きとかなってんだよ。

勝手にお前だけで、いろいろ話進めんな。」



「嘘だぁ…」


「嘘じゃねえよ」


「じゃあなんで、デートしてくんないの。なんでそっけないの。なんでキスもぎゅーも手も繋いでくれないの。」


「悪かったよ。ちょっとでも何かすると、理性が飛ぶんだよ。」


そんなこと言われて、私は顔が赤くなった。


< 48 / 53 >

この作品をシェア

pagetop