年上彼氏<短>
そこまで言うと、先輩は目を見開いて、私を抱きしめた。
「え?」
「だから、好きだって言ってんだろ。なんで、あいつらのことを俺が好きとかなってんだよ。
勝手にお前だけで、いろいろ話進めんな。」
「嘘だぁ…」
「嘘じゃねえよ」
「じゃあなんで、デートしてくんないの。なんでそっけないの。なんでキスもぎゅーも手も繋いでくれないの。」
「悪かったよ。ちょっとでも何かすると、理性が飛ぶんだよ。」
そんなこと言われて、私は顔が赤くなった。