ー キミが笑えばそれでいい ー
お父さんは部屋のドアを思いきり閉めた
「もうダメ…ゆうら私あの人とはやっていけないわ」
そんな…
お母さんはソファーに座り頭を抱えこんでいる
「そっか…じゃあ私はどうすればいいの…」
私は何も言わない…お母さんやお父さんの言う事を聞いていれば…
「ゆうらはお母さんについて来なさい」
お母さんは私を見てそう言った
「うん…分かったよ」
分かってた…いつかはこうなるんだって
私がどんなにいい子でいたっていつかはこうなるって…
「ゆうらが言ってくれるわよね」
え…?