手紙〜Last Love〜

幸せ

-クリスマス-

オレは桜をびっくりさせるためにひそかに計画を立てていた。
「じゃあオレ仕事行ってくるから」
「あっうん。いってらっしゃい!!」
桜は笑顔でそう言った。
オレが告白して1週間後ぐらいから同棲し始めた。
それからずっと今まで朝必ず先に起きて準備してくれた。
そして仕事に行く時には玄関まで来て笑顔で送り出してくれる。
桜には何時も無理させていた。
だから、今日最高の日にしたい。
オレは仕事を終え急いで家に向かった。
「ただいま!!」
「お帰り〜陸」
勢いよくリビングから桜が走って来た。
「今日はめちゃめちゃ腕を振るったんだよ!」
桜は楽しそうに言った。
ちっちゃい子みたいで可愛かった。
「本当に腕振るったな」
「うん!!」
それはフレンチのフルコースのようやった。
「早く食べよ〜」
桜に急かされて座り一緒に食べた。
「うま!!」
「でしょ〜」
本当に美味かった。
「はぁ〜美味かった。」
「お腹いっぱい」
「じゃあ次はオレの番だな!」
「へ?」
オレは桜を連れ車を走らせた。
「ねぇ何処行くの〜?」
「もうちょっとだから」
「え〜?」
「着いたぞ!」
オレが桜を連れて来た所は街を見渡せる場所だった。      「わぁ〜!!綺麗〜」
桜の目が輝いていた。
「桜!」
「何!?」
桜は不思議そうにオレを見た。
「あのな?オレと結婚してくれんか?」
「えっ!?」
予想通り驚いとった。
だけどすぐに笑って
「はい」
と、返事をしてくれた。
オレは家に帰る前買ったプレゼントを渡した。
桜はプレゼントを開けた。   「ゆ、指輪」
桜の目から涙が出てきた。
「最高のクリスマスになっただろ?」
「うん!最高!!」
オレは桜の涙を拭き優しくキスをした。
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