手紙〜Last Love〜
‐叶わない‐
『〇〇駅 〇〇駅…』
というアナウンスが入った。
オレは足早に降りて行き、人込みをよけ思うがままに走った。
走り疲れ止まった所は、来たことのない場所だった。
オレは手に握りしめたプレゼントを見た。
涙が溢れ出しそうになった。

彼氏ぐらいいるなんて分かっていたのに

オレに気があったわけでもないのに

馬鹿みていに一人で舞い上がって

一生懸命堪えていた涙が一気に溢れ出た。
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