僕の道に

コイツ、男がどうやったら落ちるかを知ってる。


『なんで本当の顔でいないんだよ。』

「だって、使えるものは使わなきゃ!」


そう言いながら、俺の隣りの席に座る。


『自分の席に座れよ。』

「ここだし。」

『は?』


とな……り?


「なによ。なんか文句ある?」

『いや…ないです。』

「ヘタレ。」


…………はい?


『何もそこまで……。』

「アンタ、童貞?」


………聞くんじゃねえ。

それに綺麗な顔して、そんな言葉発しないで欲しいね。


「あ?何?図星?」


ムカつく。

なんだ、コイツ。

今まで言った言葉、キュンとしたの撤回。


『お前はヤリまくりか。』

「は?サイテー。」


このやろう……!!


『最低はどっちだよ。』

「さあ?」



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