大好き。
「話はそれだけや」
ニッコリといつものように笑う。
「俺にもあんな風に笑いかけてくれたら最高やねんけどな?」
ニヤッと笑い、教室を出て行った。
この空気どうしてくれるんですか。
「ヤダ~!まぁ君待って!」
一人の女子が動き出して、その後を他の女子が追いかける。
「ゆ、優……」
いまだに顔が赤くなってるのが分かる。
男子はニヤニヤしながらからかってくるし。
真奈は相当驚いたのか、目を見開いたままあたしを見るし。
も、もう意味わかんないから!