大好き。
「なれる訳ないじゃん!」
「そんなのまだわかんないじゃん。ほら、水城くん来たよ」
登校してきた水城に向かってあたしを押す。
「ちょっ……真奈!」
好みのタイプなんて、あたしが聞ける訳ない!
「おぉ、優ちゃん」
「お、おはよ」
「おはようさん。……何か俺に用事?」
モジモジしてるあたしに水城が聞く。
「水城の好みのタイプって何?」
「へ?」
直球すぎたかな…?
多分顔真っ赤なのがよく分かる。
絶対水城が好きだって気づかれる…!