大好き。
「俺の部屋でええやんな?二階の一番奥やから先行って」
「は、はい」
そう言ってどっかに水城は消えた。
消えたっていうか、何かの部屋に入ってっただけだけど。
とりあえず二階行くか。
……水城、こんな簡単に彼女でもない子を部屋に上げていいのかな。
そんな心配しない方がいいんだろうけど。
…今は入るしかないか。
ガチャッと扉を開けて部屋に入る。
「あっ……」
部屋に入ると、ぽわーんといい匂いがした。
ってあたし変態みたいじゃん!
部屋も意外と綺麗だし。
思わず鳥肌が立った。
「おまたせー…て……なんで立ってんねん」
「あ、あぁ…ごめん」
ジュースの入ったコップを二つ持ちながら入ってきた水城に言われて、適当に床に座る。