大好き。
「何もないことないやろ。罰ゲームか?」
「……はっ?」
「ほら、俺一部から凄い嫌われてるやんか?」
マジメっ子ちゃん達からね、と付け足してため息をつく。
「優ちゃんは別やと思ってたんやけどなぁ」
「ちょっ…ちょっと待ってよ!あたしが水城のこと嫌いな訳ないじゃん!」
水城の意味不明な勘違いに熱くなる。
「え、あ…ありがとう」
驚いたように反応して、水城は首を傾げた。
「じゃあ何なん?チョコの理由」
「はぁー?そんなの好きだからに決まって……」
……。