大好き。


xxx



「へぇー…渡せたんだ」


昼休み、中庭のベンチに真奈と二人で座っていた。


そして凄く意外そうにあたしを見る。


渡せないって思ってたんですか。


そりゃあ…諦めるとこだったけど。




ちなみに、勢いで告っちゃったことは秘密。


なんとなく……言えない。



「凄い進歩じゃーん!これで良いこと続くといいね」


本気で喜んでくれる真奈。


水城のことをあまり良く思ってないのに、真奈は一回も諦めろとは言ったことがなかった。


嬉しそうに抱きついてくる真奈。


そんな真奈に告白のことが言えなくて…罪悪感が溜まる。



なんてボーっと思いながら前に視線を移す。
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