大好き。


xxx



「優ちゃーん、今日も一緒に帰ろ!」



「……嫌です」



「えぇー…つまんないの」


あの日から、先輩は毎日教室に来るようになった。





水城とも全然話せないし…。



助けてあげて、なんて言ったくせに先輩が一番邪魔してんじゃん!





「じゃあちゅーして」



「……はっ?」


こういう風に変なこと頼んできたり、変な理由つけて脅してきたり。



そういう時は全力で拒否して一緒に帰ることになる。



うぅ……いい加減にしてよ。






放課後になっても来るから……教室に誰もいなくなった時とか一番危ない。






「ちゅーしようよ。誰もいないんだし」



「嫌です!何であたしが…」


えぇー…、と拗ねる先輩が抱きついてきた。



「わわっ…ちょ、先輩」



「あはは、柔らけぇ」



「は、離してくださいよ」


必死の抵抗も全く効果なし。



……こんなの…セクハラだぁ!
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