ヴァンパイアと人魚姫
伝説の続き
私達は、町の人達に赤い真珠の事を聞いたが誰も知らなかった。


私達は、町に来てから５日たって途方にくれていると一件の古い建物があった。


「本屋？」

私が首を傾げているとエレスが説明してくれた。


「いろんな情報が手に入る場所だよ。入ってみようぜ。」


エレスにそう言われ、私達は本屋に入っていた。


本屋に入ると母が生きていた時に読んでくれた本という物が沢山あった。


どこかに時計があるのだろうか、コチコチと針の音が聞こえていた。


「お客さんかね？お客さんがここに来るのは１２年ぶりだね～」


そう言いながら、本棚の横から１人の老人が出てきた。


「あの…お婆さんはこの店の人ですか？」


「ああ。そうさここには沢山の情報があるのじゃぞ」


お婆さんは近くにある本を撫でながら言った。
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