ヴァンパイアと人魚姫
「お父様。サラの事は俺に任せて下さい。絶対幸せにします。それにお父様と会えるように、海の近くに家を建てましょう。」



「サラが人間になってしまった以上、君しかサラを守ってやることは出来ん…。サラを頼んだぞ。」


父は諦めた用にエレスに言った。


「ごめんねパパ…我が儘な娘で…」


「サラ。お前の幸せが俺の幸せだよ。ただ、もしこの男に泣かされたら言いなさい。メリーに言って虫にでもなる薬を作ってもらうから。」


目を光らせて言う父に私は、笑う事ができなかった。


「大丈夫ですよ。泣かせる事なんてありませんから。」


エレスが私の手を握ってきた。

「そうか…そうだ２人とも！」

父が大声を出して私達の方を見てきて私達はビクッと体を揺らした。


「なっ何？パパ。」


私がドキドキしながら聞くと父は、１回咳払いをした。
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