新月の夜

モチ知っていますから。負ける事くらいわかりますよ。あと、悠太くんの両親は大恋愛ですよ。彼の父親の話から、キモチくらい読めますよ。こんな時間に長電話してしまい、すいませんでした。」
「いえ…。私はお兄さんを信じます。」
「ありがとうございます。」

電話は切れる。麻友美は。

「私はお兄さんを支持するわ。…あの言葉。」

亜希の発言。麻友美は赤くなる。

「お兄さん冗談いうような人じゃない。…本気なの？」


麻友美は仕事へ、（大学生は大学行っている間は３人でラジオ出たりできる。）
控室で次のラジオを聞く、すると絢美が喋っている。

「ａｙａさんの最近はどうですか？」

ＤＪが聞く。絢美は、

「毎日が楽しくて。幸せ。兄弟３人で暮らして、冗談言いあったり、ちゃらけたり、毎日が早く過ぎていきます。」
「３人！？」
「はい。最近、もう一人兄が来ました。一人で住むより一緒にいようよ。って半ば強引に。でも、兄も喜んで、３人で買い物行ったり、それがまた、兄同志そっくりで面白くて。人から見たらどらちがどちらかわからない兄が私にはすぐにわかるの。私だけの特権だと思えば得した気分。」
「お兄さんはマネージャーさんですよね。」
「真ん中の兄はずっと私に付いてきていてくれて。下の兄は、補助もしてくれたり、私の兄弟グループのマネージャーしていて。今日もサポートしてます。」

「あら、言われてますよ。お兄さん。」

美里が言うとあつきは、

「あ〜やには逆らえないよ。まだここにいますからいいですけど側にいる兄さんはドキドキしてますよ。シャイですから。」
「……。」

麻友美は亜希の告白を聞いた。

「麻友？」

沙織はぼ〜っとする麻友美を気にする。麻友美は、

「ごめん。」

あつきは、

「昨日はＣＭでしたしね。」
「…。」
「彼の家族ですから。」

美里は、

「彼のお兄さんからは狙われてるよねぇ。」
「…それは！？」
「お金持ちで顔も性格もいい。」
「…。」
「浮気して、ばれて、お仕置きされたり。」
「…あれは素性を隠されてて、近寄って！？」
「同じ。浮ついたのでしょ。」
「…あの時はどうかしてた。本当のキモチ理解できなかったし、強引で勝手で、わからない奴だった時。」