新月の夜
あつきのプロポーズ
次の日、麻友美たちは休み。絢美と亜希は仕事なので家は、あつきのみ。そこへ、電話。

「もしもし?史奈、どうした?」
「……。」
「わかった。迎えに行く。」

大きな駅。そこで、

「あつき。会いに来ちゃった。」

抱擁。

「史奈かわいいよ。」
「やだ…またそんな事。」
「今日は兄さんらはいない。家に来るか?」
「うん。」
「その前に買い物行って、ごはんでも食べようか。おごるよ。」


「わぁ、この服かわいい☆ねぇ、あつきどう思う?」

あつきは、

「あと少しスカート短い方がいいかな。」
「え…。」
「でもかわいいかわいい史奈が他の男に目をつけられたら困るからいいや。」
「……。」
「史奈はオレのもの。独占欲強いだろ。」

史奈のカオは赤くなって、

「恥ずかしい…。」

あつきは笑って。

「じゃあ冷めてる方がいい?」

史奈は、

「ダメ!」

抱き着く。
あつきは史奈をの髪を撫でて、

「本当、史奈かわいい。なかなか会えないから。さらいたいくらいだ。」
「私もあつきのそばにいたい。」
「……。」
「あのね、私もあつきの服選んであげる。」
「本当?」
「うん。」


史奈は、あつきの服を選ぶ。あつきはニコニコ。
食事。

「あ〜んして?」

パクッ。

「高校生以来だな。」
「へへ、久しぶり。毎日のようにしてたのにね。」

あつきの甘いマスク(必然的に亜希も)に、取材が。

「カップルだし。」
「兄や妹にばれたら何言われる?」
「……。」
「でも仮名で顔さえモザイクかければ。」

何とか承諾。

「付き合って10年の記念だし。いっか。」
「ね。」


家に帰宅。

「ひろ…い。」

史奈はびっくり。

「妹ありきだね。」

あつきは笑う。


あつきの部屋。
いちゃいちゃ。

「もっといたい。」

甘える史奈をあつきは抱き寄せる。

「ずっといたいよ。」

あつきも感情が出る。


一方、絢美と亜希が帰って来る。

「あれ?この靴誰の?私のじゃない。」
「あつきはいるだろ?今日は休みだし。」
「お兄ちゃん見てくるね。」
「うん。」

「お兄ちゃん、入るよ
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